

■栽培
2025年は凍害や霜害がない穏やかな春からスタートしました。
6月の開花期は突発的な大雨による花ぶるいが発生したものの、
7~8月は降水量が非常に少なくブドウは順調に生育しました。
しかし、収穫直前の9月に入ると一転し、青空の日は片手で数えるほどしかなく、
多雨と高温でなかなか成熟が進まない日々が続きました。
丁寧な花カス取りやレインカットの設置により、灰色カビ病や晩腐病
といった病気はよく防ぐことができましたが、果粒の玉割れによる腐敗が発生し、
収穫においては多くの方にお手伝いいただき徹底的に選果しました。
それでも2024年と比べると、ブドウの樹齢が上がり根が成長したためか、収穫時の糖度と酸度、
pHのバランスは良くなり、来年以降に期待が持てるヴィンテージとなりました。
■醸造
38%を手除梗、5%を全房、残りを機械除梗とし、2ロットに分けてアルコール発酵。
約8日目にバスケットプレスで優しく搾汁しました。
その後、古樽2つと新樽1つで約6か月間熟成。
熟成中は滓引きせず、2026年4月に濾過せず瓶詰めしました。
[クローン比率]777:45% MV6:41% 114:5% UCD-5:9%
[委託醸造先]カンティーナ・リエゾー(長野県高山村)
[生産本数] 811本
■味わい
外観は淡いルビー色。香りには、イチゴ、すみれ、紅茶、ややシダのような
グリーンな香り、シナモン等の香りがあります。
なめらかな酸とサラサラとしたタンニンがあり、余韻は短めです。
醸造工程における抽出が弱く、淡いワインになっています。サーモン、マグロ、焼き鳥など、
ロゼワインに合わせるような軽めのお料理にあわせていただけるとワインをお楽しみいただけるかと思います。
(文:TAMAI WINE 玉井さん)
| ボディ | 甘さ | 酸味 | 果実味 | 複雑さ | 樽香 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3 | 2 | 4 | 4 | 4 | 3 |